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協会設立以来の活動

2019年度スポーツフェスタ・ふくおか 「県スポーツ・レクリエーション祭」

2019年ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第13回大会)開催報告

掲載年月日 令和元年 6月 5日

 やはりこの大会、雨と縁が切れないようで、大会一週間前の予報から、大会前日と当日の天気があやしい。大会三日前くらいからは強風が居座り、特に前々日は台風並みの激しさでした。こうして迎えた大会当日、心配はいい方に覆されて、ときどき青空ものぞき、風も微風。胸を撫で下ろしての大会スタートとなりました。今年も開会式の行事を手早くすませ、みなさん、スタートホールへ急ぎます。

 さて選手のみなさんの奮戦振りを確かめんと、カメラをぶらさげてコースに飛び出しました。空はうす曇りといった感じで、ときどき青空も顔をのぜかせます。暑さもほとんど感じないし、絶好のコンディションでした。プレーするみなさんも、本当に気持ちよさそうでした。ところが正午が近づくころになって、西の遠い空に雨雲らしい不吉な雲が姿を現わしました。雨雲はどんどん近づいてきて、昼過ぎにはゴルフ場全体が、強い雨の中に入ってしまいました。

 これからは選手のみなさん、大変でしたね。ずぶ濡れになりながらも、最後まで、果敢にプレーを続けていただきました。どなたもさわやかな笑顔でというよりも、これでやっと雨から開放されるという、ほっとした面持ちでクラブハウスに帰って来られました。冷えた身体をお風呂で温め、着替えもすませて、閉会式の会場へ。まずはなにはともあれ、遅めの昼食をどうぞ。ホールアウトした選手たちが続々と帰ってきます。成績の集計も終わって、閉会式・表彰式が始まりました。

 主催者のあいさつに続いて、来賓の方々の祝辞をいただきました。続いて沖学園高等学校ゴルフ部の皆さんに、ささやかな記念品を差し上げました。皆さんには競技補助員として大活躍していただきました。今年も将来の夢を全員にお聞きしました。やはりプロゴルファーとして大成を目ざすという方がほとんどでしたが、その中で、「将来の夢は、幸せな家庭を築くこと」という夢が飛び出し、会場は爆笑に包まれました。私はそのジョークの裏に、彼のなみなみならぬプロゴルファーとしての夢が隠されているような気がしました。

 続いて韓国選手団の皆さんに自己紹介をお願いしました。通訳を交えた挨拶でしたが、なごやかな話題に、会場は暖かい雰囲気に包まれていたように感じました。

 さあお待たせしました、成績優秀者の表彰に移ります。名前が読み上げられるたびに、会場のあちらこちらから、どよめきや驚きの声などが上がります。前に出て、プレゼンターの方から賞品を受け取る皆さんの顔は、喜びでいっぱいでした。

 これで大会も終了です。今年も雨に邪魔をされてしまいましたが、事故ひとつなく、みんな笑顔のうちに大会を終えたことを、ともに喜び合いたいと思います。また来年、お互いに元気な顔でお会いましょう。願わくば、去年と同じような抜けるような青空の下で。

 最後になりますが、今年も多くの自治体、企業、団体および個人の皆様から暖かいご援助をいただきました。あつく御礼申し上げます

1.大会名

2019年度スポーツフェスタ・ふくおか「県スポーツ・レクリエーション祭」
2019年ブラインドゴルフ親善大会in九州(第13回大会)

2.開催日時

令和元年5月19日(日)15:00〜
    5月20日(月) 6:15〜17:00

3.開催場所

若宮ゴルフクラブ

4.主  催

NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
福岡県・福岡県教育委員会・(公財)福岡県スポーツ振興センター
(公財)福岡県体育協会・NPO法人福岡県レクリエーション協会
福岡県スポーツ推進委員協議会

5.主  管

大会実行委員会・スポーツフェスタ・ふくおか実行委員会

6.後  援

宮若市・宗像市・福津市・直方市・古賀市
駐福岡大韓民国総領事館・(社福)福岡県盲人協会
(社福)宮若市社会福祉協議会
(社福)宗像市社会福祉協議会
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会
宮田企業交流会・若宮企業交流会・西日本新聞社
宮若市ゴルフ協会・直方市ゴルフ協会

7.協  力

若宮ゴルフクラブ・スコーレ若宮

8.参加者数

国内視覚障害選手/ガイドキャディ20組40名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 2組 4名
一般健常者選手            57名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)46名

9.クラス別
   成績表

視覚障害・全盲の部(B1)

順位

氏名

ガイドキャディ

出身

OUT

IN

GROSS

HDC

NET

優勝

 黒木 広文

 児玉 大幸

宮崎県

61

59

120

37.2

82.8

準優勝

 坂本 信雄

 坂本 葉子

大阪府

69

63

132

44.4

87.6

3 位

 山口 藤男

 貞包 俊晴

福岡市

66

64

130

40.8

89.2

視覚障害・弱視の部(B2・3)

順位

氏名

ガイドキャディ

出身

OUT

IN

GROSS

HDC

NET

優勝

 イ・サンホン

 チョン・
  インサン

韓国・
ソウル市

41

48

89

14.4

74.6

準優勝

 吉田 明仁

 武内 正剛

直方市

50

47

97

21.6

75.4

3 位

 末永 正一

 荒川 早苗

久留米市

46

46

92

15.6

76.4

>

一般健常者の部

順位

氏名

ガイドキャディ

出身

OUT

IN

GROSS

HDC

NET

優勝

 高尾 勝彦

宗像市

45

47

92

21.6

70.4

準優勝

 能登原靖史

鞍手郡

48

43

91

20.4

70.6

3 位

 松本 健治

鞍手郡

41

40

81

 9.6

71.4

※ 各部とも、上位3位までの方をご紹介しています。

10.大会を終えて

NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
理事長  楠原 宏和
大会事務局長 大和ひろみ

 「踏み出すその勇気で、感動の輪を広げよう!」を今大会のコンセプトとして、去る5月19、20日に行われました2019年度スポーツフェスタ・ふくおか「県スポーツレクリエーション祭」2019年ブラインドゴルフ親善大会in九州(第13回大会)におきましては、多くの皆様にご参加いただきまして誠にありがとうございました。

 今回は、国内のブラインドプレーヤー20組40名、韓国ブラインドプレーヤー2組4名、一般健常プレーヤーも57名、大会スタッフボランティアが46名、合計147名の方々のご参加を頂き、午後から雨にはなりましたが、今年も成功裡に終えることができました。大会実行委員一同心より感謝申し上げます。

 本大会に先立ち、前夜祭では、福岡県スポーツ振興課より3名のご来賓を迎え、福井県をはじめ、大阪府や京都府などからブラインドプレーヤ―とガイドキャディの方々が参加され、この大会には欠かすことのできない韓国からのブラインドプレーヤーとガイドキャディ4名をお迎えし、にぎやかに開催されました。また今回は宗像市の谷口初代様と木村様ご夫妻による、「石井流津軽三味線と津軽の歌」をご披露していただきました。その演奏はとても素晴らしく、迫力があり圧倒され、いつまでも拍手が鳴りやみませんでした。韓国の皆さんも日本の伝統芸能を楽しんでおられ、大会前夜祭に華を添えていただきました。また、自己紹介では韓国語での挨拶もあり、この大会のもう一つの目的である国際交流と親善が図られたのではないかと思います。

 当日は心配していた雨も上がり、午前は暑い日差しが差込みました。午後から次第に雨が降り出しましたが、全員が無事、ホールアウトできました。この大会も回を重ねて13回目となりました。素人集団の実行委員会のメンバーが試行錯誤を重ねながら形を整えてまいりました。その甲斐もあり、また新ルールを採用して開催したため、プレーもスムーズに進行し、終了時間が予定より早く終わり、健常者と共に視覚障害者がゴルフプレーをできるというひとつの証になったような感もありました。

 その裏には、大会スタッフとしてブラインドプレーヤーの打数カウントをはじめ、バンカーの後処理やボールの落下地点の確認などに奔走していただいた競技補助員の皆様や、早朝より受付でご協力いただいた多くのボランティアの皆様のご協力があったからこそだと、本当に感謝申し上げます。特に、学校の授業を休んでご協力いただいた、沖学園ゴルフ部員の皆さんには、毎年のことながら、黙々とその役目を務めながら、カートにも乗らず、コースを歩き続ける姿には感謝の気持ちと、彼らから「力」を与えられたような気持にもなりました。

 表彰式で、共にプレーをしていただいた一般選手の方々や、ボランティアでご協力いただいた方々、そしてガイドキャディとして、常にブラインド選手に寄り添いプレーされた方々に対し、感謝の気持ちをこめて、温かい拍手をお願いしたら、会場一杯にあふれんばかりの拍手が響き渡りました。この瞬間に、半年を費やして準備してきて良かったなと、心から達成感を感じることができました。この大会はやっぱり、「みんなが主役!」の大会です。

 最後に、今大会の開催にあたり福岡県から共催をたまわり、また、会場を提供していただきました若宮ゴルフクラブ様をはじめ、ご後援やご支援をいただきました、多くの自治体、団体や企業、そして個人の方々に衷心より御礼申し上げます。誠に有難うございました。この大会に携われた皆様のご健勝とご多幸を、そして来年もまたお元気なお顔にお会いできますようお祈り申し上げまして、大会の報告と致します。

  前日練習から前夜祭まで  
  実行委員長の歓迎あいさつ 福岡県スポーツ振興課中平課長の挨拶 塩川県議会議員の祝辞  
  津軽三味線の迫力ある演奏に聞き入る 通訳を交え韓国選手団の皆さんの熱唱 兵庫県の平井さんが自慢の喉を披露  
  前夜祭を終えて  
  開会式  
  選手の到着を待つ大会の看板 選手受付の準備も大忙しです 選手の受付も始まりました  
  韓国の選手団も到着しました 大会実行副委員長の開会宣言 競技委員長のルール説明  
  開会式を終えて  
 

前半は絶好のコンディションでしたが、後半は雨に降られて・・・

 
 

下の写真の、どれでもを左クリックすると、別窓で拡大表示します
拡大写真の上にマウスポインターを乗せたとき、その位置が写真の右側なら>マーク、左側なら<マークが表示されます。矢印が表示された状態で左クリックすると、>マークなら次の写真、<マークなら前の写真に入れ替わります。またはキーボードの→や←を押しても、次または前の写真を拡大表示します。
右下の×印を左クリックするか、拡大写真の左または右の外側をクリックすると、拡大写真が消えます。キーボードのEscキーを押しても、消えます。

 
OUT 1番 山地さん OUT 2番 鍋倉さん OUT 3番 高田さん OUT 4番 坂本さん OUT 5番 酒井さん OUT 6番 楠原さん
OUT 7番 山本さん OUT 8番 久原さん OUT 9番
 キム・ムニさんさん
OUT 10番
 イ・サンホンさん
OUT 11番 吉田さん IN 1番 平井さん
IN 2番 黒木さん IN 3番 伊藤さん IN 4番 山口さん IN 5番 上坂さん IN 6番 室さん IN 7番 加藤さん
IN 8番 木本さん IN 9番 末永さん IN 10番 川崎さん IN 11番 高松さん
  閉会式・表彰式  
  実行委員長のあいさつ 閉会式・表彰式の会場風景 来賓挨拶される若宮ゴルフ塚本支配人  
  沖学園ゴルフ部の皆さんに記念品を 韓国選手団の自己紹介が和やかに 弱視の部優勝のイ・サンホンさん  
  全盲の部優勝の黒木広文さん 一般の部優勝の高尾勝彦さん 大会事務局長の閉会のあいさつ  
  大会翌日、韓国選手団の皆さんを世界遺産・宗像大社に案内しました  
2018年ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第12回大会)  開催報告
掲載年月日 平成30年 6月 8日

 昨年は別として、この大会は雨にたたられることが多く、大会が近づくとどうしても空模様が気になります。今年も1週間前時点での大会当日の福岡県の予報には、またしても傘マークが。ずっと先の話だと無関心を決め込んでおりましたところ、日を追うごとに予報が好転し、最終的には、「雲ひとつない」といっていい、好天の中で大会当日を迎えました。

 選手受け付けを終わり、定刻の7時過ぎ、開会式です。開会宣言、あいさつ、ルール説明、記念撮影と、今年も手早くすませ、いざ、スタートホールへ。

 さて選手たちのプレーの様子はいかがでしょうか。カメラをぶらさげ、撮影がてらの観戦です。まさに文字どおりのさつき晴れ、空はしみるような青。木々や芝生の若々しい緑。そんな中で選手たちの姿が躍動しておりました。日差しはやや強く感じましたが、吹きぬける風は涼しく、選手の皆さんはそれほど暑さは感じなかったのではないでしょうか。プレー中の皆さんの表情は、本当に気持ちよさそうでした。好スコアへの期待が膨らみます。

 かくして大会は順調に進み、ホールアウトした選手のみなさんが、閉会式・表彰式の会場に戻ってきます。お腹がすきましたね。まずはなにはともあれ、遅めの、それも相当遅めの、昼食をどうぞ。全員がプレーを終了し、成績表ができあがったところで、閉会式・表彰式のスタートです。

 主催者のあいさつに続いて、福津市長をはじめ、来賓の方々の祝辞をいただいた後、まずは沖学園高等学校ゴルフ部の皆さんに、ささやかな記念品を差し上げました。皆さんには競技補助員として、主として視覚障害者選手の打球確認と打数カウントを行っていただきましたが、その真摯な仕事ぶりは、周囲の方から好感を持たれていたようです。例年どおり、将来の夢を全員にお聞きしましたが、やはりプロゴルファーを目指す生徒さんがほとんどでした。これからも研鑽を積んで、日本にとどまらず、世界に羽ばたく選手になってください。

 続いて我々の長年の友人、韓国選手団の皆さんに自己紹介をお願いしました。通訳を交えたあいさつでしたが、なごやかな話題に、会場は暖かい雰囲気に包まれていたように感じました。

 さあお待たせしました、成績優秀者の表彰に移ります。名前が読み上げられるたびに、会場のあちらこちらから、どよめきや驚きの声などが上がります。前に出て、プレゼンターの方から賞品を受け取る皆さんの顔は、喜びでいっぱいでした。ちょっと残念だったのは、表彰スペースが少々狭く、そのうれしさがはじける表情を、正面から会場の皆さんに見ていただけなかったことです。全盲の部優勝のキム・ジンウォンさんは、つい最近、今回ガイドキャディをつとめられたバン・キイムさんと結婚されたそうです。二重の喜びになりましたね。おめでとうございます。末長くお幸せに。

 これで大会も終了です。事故ひとつなく、みんな笑顔のうちに大会を終えたことを、ともに喜び合いたいと思います。また来年、お互いに元気な顔でお会いましょう。願わくば、今年と同じように、紺碧の空の下で。

 最後になりますが、今年も多くの自治体、企業、団体および個人の皆様から暖かいご援助をいただきました。あつく御礼申し上げます

1.大会名 2018年ブラインドゴルフ親善大会in九州(第12回大会)
(平成30年度スポーツフェスタ・ふくおか「県スポーツ・レクリエーション祭」
2.開催日時 平成30年5月20日(日)15:00〜
     5月21日(月)6:15〜17:00
3.開催場所 若宮ゴルフクラブ
4.主  催 NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
5.主  管 大会実行委員会・スポーツフェスタ・ふくおか実行委員会
6.後  援 福岡県・宮若市・宗像市・福津市・直方市・古賀市
駐福岡大韓民国総領事館・(社福)福岡県盲人協会
(社福)宮若市社会福祉協議会
(社福)宗像市社会福祉協議会
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会
宮田企業交流会・若宮企業交流会・西日本新聞社
宮若市ゴルフ協会・直方市ゴルフ協会
7.協  力 若宮ゴルフクラブ・スコーレ若宮
8.参加者数 国内視覚障害選手/ガイドキャディ21組42名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 2組 4名
一般健常者選手            53名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)43名
9.クラス別成績表
視覚障害・全盲の部(B1)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  キム・ジンウォン  バン・キイム 韓国・
ソウル市
57 61 118 36.0 82.0
準優勝  黒木 広文  児玉 大幸 宮崎県 62 53 115 31.2 83.8
3 位  山口 藤男  貞包 俊晴 福岡市 64 57 121 34.8 86.2
視覚障害・弱視の部(B2・3)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  寺師 博行  本家 孝子 福岡市 52 51 103 25.2 77.8
準優勝  上坂 喜幸  鎌田  修 兵庫県 64 65 129 45.6 83.4
3 位  末永 正一  溝口 朱美 久留米市 51 58 109 25.2 83.8
一般健常者の部
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  能登原靖史 鞍手郡 40 47 87 16.8 70.2
準優勝  中野 瑞枝 宗像市 44 47 91 20.4 70.6
3 位  山近 正美 福岡市 42 39 81  9.6 71.4
※ 各部とも、上位3位までの方をご紹介しています。
10.大会を終えて
NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
理事長  楠原 宏和
大会事務局長 大和ひろみ

 「共に進もう、夢と感動を求めて!」を大会のコンセプトとして、去る5月20、21日に行われました「2018年ブラインドゴルフ親善大会in九州(第12回大会)」におきましては、多くの皆様にご参加いただきまして、まことにありがとうございました。

 今回は、国内ブラインドプレーヤー21組42名、韓国ブラインドプレーヤー2組4名、一般健常プレーヤー53名、大会スタッフボランティアが43名、合計142名の方々のご参加を頂き、今年も成功裡に終えることができました。大会実行委員一同、心より感謝申し上げます。

 本大会に先立ち、前夜祭を、福岡県スポーツ振興課より3名のご来賓を迎え、長野県をはじめ、大阪府や京都府などからブラインドプレーヤ―とガイドキャディの方々が参加され、この大会には欠かすことのできない韓国からのブラインドプレーヤーとガイドキャディ4名をお迎えして、にぎやかに開催できました。また、宗像市のボランティアグループ「ひょっとこ楽座アンディアーモ」の方々に、素晴らしい演奏を披露していただき、大会に華を添えていただきました。自己紹介では韓国語での挨拶もあり、この大会のもう一つの目的である「国際交流」が図られたのではないかと思います。

 当日は心配していた天気にも恵まれ、この大会は雨がつきものと言われていたのを忘れるような晴天のもと、開催することができました。

 この会も回を重ねて12回目となりました。素人集団の実行委員会のメンバーが、試行錯誤を重ねながら形を整えてまいりました。その甲斐もあり、プレーもスムーズに進行し、終了時間が予定通りになり、健常者と共に、視覚障害者がゴルフプレーをできるという、ひとつの証になったような感もありました。

 その裏には、大会スタッフとして、ブラインドプレーヤーの打数カウントをはじめとして、バンカーの後処理やボールの落下地点の確認などに奔走していただいた競技補助員の皆様や、早朝より受付でご協力いただいた多くのボランティアの皆様のご協力があったからこそだと、本当に感謝申し上げます。特に学校の授業を休んでご協力いただいた沖学園ゴルフ部員の皆さんには、毎年のことながら、黙々とその役目を務めながらカートにも乗らず、コースを歩き続ける姿には感謝の気持ちと、彼らから「勇気」を与えられたような気持にもなりました。

 受付スタッフの方が、「18ホールを終えて、2Fに来られた皆さんのお顔が、すべて笑顔でした」と言われました。この言葉に半年を費やして準備してきて良かったなと、心から達成感を感じることができました。この大会はやっぱり「みんなが主役!」の大会です。

 最後に、今大会の開催にあたり、ご理解、ご支援を賜りました、若宮ゴルフクラブ様をはじめ、多くの自治体、団体や企業、そして個人の方々に衷心より御礼申し上げます。皆様のご健勝とご多幸を、そして来年もまた、お互いにお元気な顔でお会いできますようお祈り申し上げまして、大会の報告と致します。

  前日練習から前夜祭まで  
  実行委員長の歓迎あいさつ 福岡県スポーツ振興課中平課長の祝辞 前夜祭の会場風景  
  アンディアーモの演奏が始まって ナム・クムジュさんとチェ・イソップさん キム・ジンウォンさんの熱唱に聞きほれて  
  前夜祭を終えて  
  開会式  
  参加選手のの受付け風景 韓国選手団の皆さんも到着 大会実行副委員長の開会宣言  
  塩川福岡県議会議員の激励の挨拶 競技委員長のルール説明 熱心に聞き入る参加者の皆さん  
  開会式を終えて  
  雲ひとつない五月晴れの下でのラウンドは最高でした  
 

下の写真の、どれでもを左クリックすると、別窓で拡大表示します
拡大写真の上にマウスポインターを乗せたとき、その位置が写真の右側なら>マーク、左側なら<マークが表示されます。矢印が表示された状態で左クリックすると、>マークなら次の写真、<マークなら前の写真に入れ替わります。またはキーボードの→や←を押しても、次または前の写真を拡大表示します。
右下の×印を左クリックするか、拡大写真の左または右の外側をクリックすると、拡大写真が消えます。キーボードのEscキーを押しても、消えます。

 
OUT 1番 光澤さん OUT 2番 酒井さん OUT 3番 木本さん OUT 4番 藤本さん OUT 5番 境さん OUT 6番 寺師さん
OUT 7番 加藤さん OUT 8番 鍋倉さん OUT 9番 川崎さん OUT 10番 久原さん OUT 11番 吉田さん IN 1番 上坂さん
IN 2番 坂本さん IN 3番 曽余田さん IN 4番 室さん IN 5番 黒木さん IN 6番 山口さん IN 7番 楠原さん
IN 8番 末永さん IN 9番 高松さん IN 10番
 ナム・クムジュさん
IN 11番
 キム・ジンウォンさん
IN 12番 下村さん
  閉会式・表彰式  
  実行委員長のあいさつ 原崎福津市長の来賓挨拶 沖学園ゴルフ部の皆さんに記念品  
  将来の夢を語る沖学園の皆さん 韓国選手団の自己紹介 一般の部優勝の能登原さん(代理)  
  全盲の部優勝のキム・ジンウォンさん 弱視の部優勝の寺師さん 大会事務局長の閉会のあいさつ  
2017年ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第11回大会)  開催報告
掲載年月日 平成29年 6月 3日

 直近3大会が雨に見舞われ、ごていねいに、そのうちの2大会がハーフのみのプレー。すっかり「雨の大会」のイメージが定着してしまいました。今年こそは青空の下での開催をと、関係者一同願っておりました。参加者の皆さんの強い思いも伝わったのでしょう。お天道様は、我々に「五月晴れ」という最高の舞台を与えてくれました。早朝から参加受付けでごったがえすクラブハウスのあちらこちらから、この好天を喜び合う声が聞こえてきました。
 定刻の7時すぎ。今年から開会宣言、ルール説明、記念写真撮影のみに簡素化された開会式を早々にすませ、スタート順に従ってスタートホールへ。
 写真撮影がてらに、コースをぶらぶら巡りながら、選手の皆さんのプレーぶりを見させていただきました。日は照り付けているけれど、やはりそこは5月の太陽。それほど強い日差しではありません。吹き抜ける風に涼やかさも感じます。そんな中、選手のみなさんの、一振り一振りが、そしてホールの先へ進む歩みが、本当に気持ち良さそうに見えました。
 今年からカート運転をしていただく競技補助員の方々に、視覚障害者選手の打数カウントやボール位置の確認などを担ってもらうことになりました。その分、選手の皆さんやガイドキャディの方々は、プレーに専念できたのではないでしょうか。
 かくして大会は順調に進み、次々にホールアウトして、選手の皆さんが閉会式・表彰式の会場に戻ってきます。お腹がすきましたね。まずはなにはともあれ、遅めの昼食です。皆さんの様子は昨年などとは対照的に感じました。雨に降られた過去3回の大会が、悪天候から開放された安堵感。今年は文字どおり、ゴルフに集中しきった充足感・達成感といったものが、全身からあふれていましたね。
 空腹がおさまったところで、閉会式・表彰式です。主催者あいさつや来賓祝辞のあと、成績優秀者の表彰に移ります。名前が読み上げられるたびに、会場のあちこちからどよめきの声が上がります。前に出て賞品を受け取る皆さんの顔は、嬉しさ・驚きなど様々でした。
 表彰が終わった後は、韓国選手団の紹介です。通訳を交えての挨拶でしたが、ときどき流暢な日本語も飛び出して、びっくりしました。続いて、ボランティアとして、競技補助員を務めてくださった沖学園男子ゴルフ部の皆さんの将来の夢の披露です。多くがプロゴルフにかける夢でしたが、会場からは大きな拍手が沸き起こっていました。皆さん、若者らしく夢の実現に向かって突進してください。中には「幸せな家庭を築きたい」なんて個性的な夢もあって、爆笑を誘っておりました。
 これで大会も終了です。事故ひとつなく、みんな笑顔のうちに大会を終えたことを、ともに喜び合いたいと思います。また来年、お互いに元気な顔で合いましょう。願わくば、今年と同じように、紺碧の空の下で。
 最後になりますが、今年も多くの自治体、企業、団体および個人の皆様から暖かいご援助をいただきました。あつく御礼申し上げます。

1.大会名 2017年ブラインドゴルフ親善大会in九州
  (第11回大会)
2.開催日時 平成29年5月14日(日)13:00〜
     5月15日(月)6:15〜17:00
3.開催場所 若宮ゴルフクラブ
4.主  催 NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
5.主  管 大会実行委員会
6.後  援 福岡県・宮若市・宗像市・福津市・直方市・古賀市
駐福岡大韓民国総領事館・(社福)福岡県盲人協会
(社福)宮若市社会福祉協議会
(社福)宗像市社会福祉協議会
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会
宮田企業交流会・若宮企業交流会・西日本新聞社
宮若市ゴルフ協会・直方市ゴルフ協会
7.協  力 若宮ゴルフクラブ・スコーレ若宮
8.参加者数 国内視覚障害選手/ガイドキャディ22組44名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 3組 6名
一般健常者選手            53名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)40名
9.クラス別成績表
視覚障害・全盲の部(B1)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  黒木 広文  児玉 大幸 宮崎県 57 52 109 27.6 81.4
準優勝  山口 藤男  貞包 俊晴 福岡市 65 61 126 42.0 84.0
3 位  光澤 毅  鈴木 啓之 長野県 65 69 134 44.4 89.6
視覚障害・弱視の部(B2・3)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  吉田 明仁  荒川 早苗 直方市 51 57 108 31.2 76.8
準優勝  末永 正一  西山 洋平 久留米市 49 55 104 25.2 78.8
3 位  樫原 隆  松田 直樹 大阪府 53 61 114 33.6 80.4
一般健常者の部
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  中野 瑞枝 宗像市 44 44 88 18.0 70.0
準優勝  柴田 真良 中間市 44 41 85 13.2 71.8
3 位  清水宗一郎 糸島市 44 38 82  9.6 72.4
※ 各部とも、上位3位までの方をご紹介しています。
10.大会を終えて
大会実行委員長 楠原 宏和

 「誰もが主役、集う仲間達で新たな1ページを」を今大会のコンセプトとして、去る5月14、15日に行われました「2017年ブラインドゴルフ親善大会in九州(第11回大会)」に於きましては、多くの皆様にご参加いただきまして誠にありがとうございました。
 今回は、国内ブラインドプレーヤー22組44名、韓国ブラインドプレーヤー3組6名、一般健常プレーヤー53名、大会スタッフボランティアが40名、合計143名の方々のご参加を頂き、今年も成功裡に終えることができました。大会実行委員一同心より感謝申し上げます。
 本大会に先立ち、前夜祭では、駐福岡大韓民国総領事館より総領事様のご臨席を賜り、ゴルフを通じて、日韓両国のより一層の友好と親善に寄与し、草の根交流に貢献していることをアピールできました。また、ギターサークル「やまびこ」の皆さんによる演奏では、韓国の民謡の披露もあり、大会に華を添えていただきました。また今回は、大阪視覚障害ゴルファーズ協会より6組12名の方々の参加をいただき、自己紹介では、韓国語での挨拶もあり、この大会のもう一つの目的である、国際交流が図られたのではないかと思います。
 また当日は昨年まで連続3回雨にたたられ、「今年こそは」という期待と「まさか・・・」という不安にさいなまれながら大会を迎えましたが、皆さまの強い思いに天の神様も応えてくださり、これまでの天候にお釣りがくるような素晴らしいお天気となりました。
 この会も回を重ねて11回目となりました。素人集団の実行委員会のメンバーが試行錯誤を重ねながら形を整えてまいりました。毎年のこの大会の課題は天気のことはさておいて、長時間を要するということでしたが、過去いろいろ工夫をしてもなかなか解決できませんでした。何とか皆さんにご迷惑をおかけしないようにと今年は開会式を簡潔にしたり、競技補助員というボランティアの方の仕事の内容を変えたりという工夫をしてみました。皆様のご協力のおかげで予定時間通りに、そして事故もなく終えることができ実行委員一同ホッとしております。
 全盲の部優勝選手の感動のあまり言葉に詰まられた姿にこちらも感動し、そして皆様の飛び切りの笑顔に今年も励まされました。皆様のご理解とご支援に深謝申し上げます。
 最後に、今大会の開催にあたり、ご理解、ご支援を賜りました、若宮ゴルフクラブ様をはじめ、多くの自治体、団体や企業、そして個人の方々に衷心より御礼申し上げます。皆様のご健勝とご多幸を、そして来年もまたお元気なお顔にお会いできますようお祈り申し上げまして、大会の報告と致します。

  前日練習から前夜祭まで  
  前日練習風景(その1) 前日練習風景(その2) 実行委員長の挨拶  
  駐福岡韓国総領事の祝辞 ギターサークル「やまびこ」の演奏 ナム・クムジュさんとチェ・イソップさん  
  前夜祭を終えて  
  開会式  
  韓国選手団の受付風景 日本選手の皆さんも到着 受付のボランティアスタッフの皆さん  
  実行副委員長の開会宣言 競技委員長のルール説明 熱心に聞き入る参加者の皆さん  
  開会式を終えて  
  抜けるような青空の下、気持ちよくプレーしました  
  閉会式・表彰式  
  全盲の部優勝黒木さんとガイドの児玉さん 弱視の部優勝吉田さんとガイドの荒川さん 一般の部優勝の中野さん  
  韓国選手の皆さんからひとことずつ 沖学園ゴルフ部の生徒さんの夢に大拍手 皆さん、ではまたお会いしましょう  
2016年ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第10回記念大会)  開催報告
掲載年月日 平成28年 6月 3日

 一週間も前の天気予報から、大会当日の空模様があやしげで、大会の最後の準備をしながら、みんな気をもんでいました。そして不幸にも予報は的中。それも、「朝方から一日雨、ところにより雷をともなう」とか。こういう中で、大会当日を迎えました。
 やはり、早朝から無情の雨が降り始めました。そんな中、クラブハウスにやってくる参加者やボランティアたちは、口々に天気を心配しながらも、笑顔いっぱい。いまさら心配しても始まらない、という感じでしょう。うまく雨が小降りになったところで、開会式。式も無事に終わり、気合も入れなおして、いざ、スタートホールへ。
 やはり天気は最悪でした。雨足は強く激しく、ときには弱く。ただ、止むことを知らず。加えて強い風が吹き抜けます。プライベートのゴルフなら、やめて帰るところかもしれません。本当に、雨風に打たれて寒かったですね。とくに暖かいインドネシアや香港から参加されたみなさんは、われわれ以上に寒く感じられたことでしょう。
 こんな悪コンディションのもとで、最後までプレーをされた選手のみなさん。お疲れ様、そしてご苦労様でした。雨に濡れて風邪などひかれませんでしたか。
 今年の大会は、韓国とインドネシアに加えて、新たに香港からも視覚障害者選手をお招きすることができました。参加者数も視覚障害者および一般健常者選手、ガイドキャディ、ボランティア・サポーター、あわせて150名余となり、10周年記念大会にふさわしい盛大な大会となりました。ただ、この悪天候でやむをえないとはいえ、とくに遠く外国から参加されたみなさんに、9ホールしかプレーしていただけなかったことが、唯一の心残りです。
 しかし、閉会式・表彰式に並んだ顔には、最後までプレーできたことを喜ぶ、最高の笑顔がありました。あの風雨から開放された安堵感もあったことでしょう。ボランティア・サポーターを含め、すべての人が笑顔とともに大会を終えられたことを、ともに喜びたいと思います。
 みなさん、本当にありがとうございました。閉会式では、来年、また雨が降っても参加するという、多くの方の意志表示がありました。よもや、そんな悪天にはならないと思いますが、また元気な顔でお会いしましょう。
 今年も多くの自治体、企業、団体および個人の皆様から暖かいご援助をいただきました。あつく御礼申し上げます。

1.大会名 2016年ブラインドゴルフ親善大会in九州
  (第10回記念大会)
2.開催日時 平成28年5月15日(日)13:00〜
     5月16日(月)6:15〜17:00
3.開催場所 若宮ゴルフクラブ
4.主  催 NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
5.主  管 大会実行委員会
6.後  援 福岡県・宮若市・宗像市・福津市・直方市・古賀市
駐福岡大韓民国総領事館・(社福)福岡県盲人協会
(社福)宮若市社会福祉協議会
(社福)宗像市社会福祉協議会
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会
宮田企業交流会・若宮企業交流会・西日本新聞社
宮若市ゴルフ協会・直方市ゴルフ協会
7.協  力 若宮ゴルフクラブ・スコーレ若宮
8.参加者数 国内視覚障害選手/ガイドキャディ19組38名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 4組 8名
インドネシア視覚障害選手/ガイドキャディ 1組 2名
インドネシア肢体不自由選手      1名
香港視覚障害選手/ガイドキャディ 2組 4名
一般健常者選手            54名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)47名
9.クラス別成績表
視覚障害・全盲の部(B1)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  光澤 毅  鈴木 啓之 長野県 59 59 19.2 39.8
準優勝  山口 藤男  貞包 俊晴 福岡市 70 70 24.0 46.0
3 位  木本 敏博  木本多江子 京都府 76 76 28.8 47.2
視覚障害・弱視の部(B2・3)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  加藤 頼隆  加藤 正子 福岡市 66 66 26.4 39.6
準優勝  ユ・
  ジャンホ
 ユ・
  ビョンジェ
ソウル市 53 53 12.0 41.0
3 位  廣瀬 敬二  伏見 信二 香川県 71 71 27.0 44.0
一般健常者の部
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  柴田 真良 直方市 40 40  6.0 34.0
準優勝  永野 孝憲 宮若市 50 50 14.4 35.6
3 位  渡辺 道寛 北九州市 45   45  8.4 36.6
※ 各部とも、上位3位までの方をご紹介しています。
10.大会により得られた成果
大会実行委員長 楠原 宏和

 当日は、悪天候のため9Hに短縮してのプレーとなりましたが、参加者全員が、事故一つもなくホールアウトしました。障害者スポーツの中でも、ブラインドゴルフは視覚障害者と健常者が同じ舞台で共にゴルフプレーができる、数少ないスポーツです。今回も多くの健常者とプレーができ、大会目的でもある、障害者の積極的な社会参加を促し、真の共生社会の構築を目指すということにつながったのではないかと思います。併せて、ブラインドゴルフの理解が少しずつ広がり浸透していることも実感できました。
 また今大会にも韓国選手団8名と、昨年に引き続きインドネシア共和国から3名、加えて今回初めて香港から4名を迎えることができました。ゴルフプレーだけではなく、前夜祭では九州国際看護大学の皆さんによる沖縄の舞踊の披露があり、日本の文化にも触れてもらい、大会後の交流会では、通訳を交えてより一層の親睦が図られ、大会のもう一つの目的でもある市民レベルでの友好と親善に寄与し、国際交流に貢献できたと思います。
 また、ボランティア募集の効果もあり、福岡県一円からサポーターとして、昨年にも増して多くの方々がボランティアとしてご協力をいただきました。また今回も、沖学園高校のゴルフ部員の協力も得ることができ、青少年のボランティア意識の向上にもつながったのではないかと思います。
 また当日は、テレビ報道や新聞社など多くの報道機関の取材があり、ブラインドゴルフの紹介と併せて、事業の成果を伝えられたと思います。

  前夜祭  
  若さ弾けるゆいまーるのわの熱演 太鼓に合わせ参加者は大盛り上がり 香港選手団から友情の証しの旗を受け取る  
  前夜祭を終えて  
  開会式  
  選手受付け風景 熊本地震の犠牲者を悼み黙祷 開会宣言、風雨に負けず頑張ろう  
  実行委員長の開会あいさつ 有吉宮若市長の来賓あいさつ 競技委員長のルール説明  
  雨にも風にもめげず、最後までがんばりとおしました  
  閉会式・表彰式  
  弱視の部優勝の加藤頼隆さん 一般の部優勝の柴田真良さん 記念品を受け取る韓国ユ・ジャンホさん  
  アリア・インドラワティさんの挨拶 香港のウォン・メイリェンさんに記念品 最多参加の特別賞を受け挨拶、鍋倉孝さん  
  最多参加の特別賞の室慎吾さん 将来の夢に会場が沸いた沖学園ゴルフ部生 来年も雨でも参加しますね、に盛大な拍手  
2015年ブラインドゴルフ親善大会 in 九州  開催報告
掲載年月日 平成27年 6月 8日

 昨年は無情の雨のため9ホールのみの大会となってしまい、今年こそさわやかな五月晴れの下で大会を、と願っておりました。ところが何日も前から大会当日は雨の予報。これは前日まで変わらず、降水確率も高い。正直、大会そのものが開けるかどうか、そういうことまで心配しました。
 さて、大会当日。空はどんよりと曇っているが、幸い雨はまだ降っていない。開会式も予定どおり、クラブハウス横のアプローチ練習場で行うことができました。
 かくして、プレーは順調に始まりましたが、やはり天はわれらに味方せず、雨が降り始めてきました。雨はときに強く、ときに小降りに。まったく降らない時間帯も。こういう状態が終日続いてしまいました。唯一の救いは雷雨にならなかったことです。コースわきを走り抜ける九州新幹線の轟音に、「アッ、雷か」とドキッとした方もおられるかもしれませんが。
 こんな悪条件のもとで、最後までプレーをされた選手のみなさん。お疲れ様、そしてご苦労様でした。雨に濡れて風邪などひかれませんでしたか。
 今年の大会は、韓国に加えて、新たにインドネシアからも視覚障害者選手をお招きすることができました。参加者数も視覚障害者および一般健常者選手、ガイドキャディ、ボランティア・サポーター、あわせて130名余となり、盛大な大会となりました。
 選手およびガイドキャディのみなさんは、雨の中のプレーで大変だったと思います。その分、閉会式・表彰式に並んだ顔には、最後までやりとげたことを喜ぶ、はじけるような笑顔がありました。ボランティア・サポーターを含め、すべての人が充足感を胸に大会を終えられたことを、ともに喜びたいと思います。
 みなさん、本当にありがとうございました。また来年、元気な顔でお会いしましょう。
 今年も多くの自治体、企業、団体および個人の皆様から暖かいご援助をいただきました。あつく御礼申し上げます。

1.大会名 2015年ブラインドゴルフ親善大会in九州
2.開催日時 平成27年5月17日(日)13:00〜
     5月18日(月)6:15〜17:00
3.開催場所 若宮ゴルフクラブ
4.主  催 NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
5.主  管 大会実行委員会
6.後  援 福岡県・宮若市・宗像市・福津市・直方市
駐福岡大韓民国総領事館・西日本新聞社
(社福)宮若市社会福祉協議会
(社福)宗像市社会福祉協議会
(社福)福岡県盲人協会
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会
宮田企業交流会・若宮企業交流会
宮若市ゴルフ協会・直方市ゴルフ協会
7.協  力 若宮ゴルフクラブ・スコーレ若宮
8.参加者数 国内視覚障害選手/ガイドキャディ21組42名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 3組 6名
インドネシア視覚障害選手/ガイドキャディ 1組 2名
一般健常者選手            51名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)39名
9.クラス別成績表
視覚障害・全盲の部(B1)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  山口 藤男  貞包 俊晴 福岡市 67 63 130 50.4 79.6
準優勝  キム・
  ジンウォン
 バン・
  キイム
ソウル市 77 62 139 58.8 80.2
3 位  光澤 毅  鈴木 啓之 長野県 55 62 117 36.0 81.0
視覚障害・弱視の部(B2・3)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  寺師 博行  竹之内 康 福岡市 49 46 95 18.0 77.0
準優勝  イ・
  ブンジェ
 キム・
  チャンス
インチョン市 51 51 102 22.8 79.2
3 位  吉田 明仁  吉田 陽子 直方市 56 56 112 32.4 79.6
一般健常者の部
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝  石田 孝彰 宮若市 37 36 73  1.2 71.8
準優勝  荒川 早苗 宗像市 42 46 88 15.6 72.4
3 位  山近 正美 福岡市 40 40 80  7.2 72.8
※ 各部とも、上位3位までの方をご紹介しています。
10.大会により得られた成果
大会実行委員長 楠原 宏和

 当日は、小雨の中、参加者全員が18ホールをプレーし、事故ひとつもなくホールアウトしました。障害者スポーツの中でも、ブラインドゴルフは視覚障害者と健常者が同じ舞台で共にゴルフプレーができる、数少ないスポーツです。今回も多くの健常者とプレーができ、大会目的でもある、障害者の積極的な社会参加を促し、真の共生社会の構築を目指すということにつながったのではないかと思います。併せて、ブラインドゴルフの理解が少しづつ広がり浸透していることも実感できました。
 また今大会にも、韓国選手団6名と、加えて今回はインドネシア共和国から2名を初めて迎えることができました。ゴルフプレーだけではなく、前夜祭では地元の鞍手竜徳高校の和太鼓演奏を依頼し、日本の文化にも触れてもらい、大会後の交流会では、通訳を交えてより一層の親睦が図れ、地域の国際化にも貢献できたと思います。
 また、ボランティア募集の効果もあり、福岡県一円からサポーターとして多くのボランティアのご協力をいただくことができ、大会の目標でもある、選手もボランティアも「みんなが主役」を実感することができました。当日は、沖学園高校のゴルフ部員の協力も得ることができ、青少年のボランティア意識の向上にもつながったのではないかと思います。当日は新聞社などの取材があり、ブラインドゴルフの啓発と併せて、事業の成果を伝えられたと思います。

  開会式を終えて、みんなそろって  
  前夜祭  
  実行委員長の挨拶 キム・ジンウォンさんの挨拶 アリア・インドラワティさんの挨拶  
  光澤 毅さんの挨拶 和太鼓は軽やかな笛の音に乗って 竜徳高校生徒さんの和太鼓演奏  
  前夜祭を終えて  
  開会式  
  選手受付け風景 実行委員長の開会あいさつ 有吉宮若市長の来賓あいさつ  
  雨にも風にもめげず、最後までがんばりとおしました  
  閉会式・表彰式  
  弱視の部優勝の寺師博行さん 弱視の部準優勝のイ・ブンジェさん 全盲の部優勝の山口藤男さん  
  全盲の部準優勝キム・ジンウォンさん 弱視の部BG賞パク・ヨンヘさん アリア・インドラワティさんに記念品  
2014年ブラインドゴルフ親善大会 in 九州  開催報告
掲載年月日 平成26年 6月 7日

 昨年の大会が好天に恵まれ、これで「雨の大会」とのご縁もふっきれたろうと願っておりました。それなのに、大会のスタートに合わせたかのように降り始めた雨は、雨脚が強く弱く変わりながらも、とうとう最後まで降り続いてしまいました。ご丁寧にも表彰式を終え家路につくころ、雨はすっかり上がったりして・・・・。
 今年の大会にも、視覚障害者および一般健常者選手、ガイドキャディ、ボランティア・サポーター、あわせて130名余の参加をいただき、盛大な大会となりました。
 しかしこの悪天候のため、やむなく今年の大会は、アウトまたはインの9ホールのみで、日ごろ鍛えた成果を競うことにしました。ときに横なぐりとなる風雨の中でのプレーは、選手もガイドキャディも、ボランティア・サポーターも大変だったと思います。それでも閉会式・表彰式にはひと仕事やり終えたかのような、たくさんの笑顔が並びました。全員が笑顔のうちに「ホールアウト」できたことを、お互いに喜び合いたいと思います。
 みなさん、本当にありがとうございました。また来年、元気な顔でお会いしましょう。
 今年も多くの自治体、企業、団体および個人の皆様から暖かいご援助をいただきました。あつく御礼申し上げます。

1.大会名 2014年ブラインドゴルフ親善大会in九州
2.開催日時 平成26年5月11日(日)13:00〜
     5月12日(月)6:15〜17:00
3.開催場所 若宮ゴルフクラブ
4.主  催 NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
5.主  管 大会実行委員会
6.後  援 福岡県・宮若市・宗像市・福津市・直方市
駐福岡大韓民国総領事館・(公財)西日本国際財団
(社福)宮若市社会福祉協議会
(社福)宗像市社会福祉協議会
西日本新聞社・(社福)読売光と愛の事業団西部支部
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会
(社福)福岡県盲人協会
宮若市ゴルフ協会・直方市ゴルフ協会
7.協  力 若宮ゴルフクラブ・スコーレ若宮
8.参加者数 国内視覚障害選手/ガイドキャディ21組42名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 2組 4名
一般健常者選手            53名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)37名
9.クラス別成績表
視覚障害・全盲の部(B1)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 光澤 毅 鈴木 啓之 長野県 64 64 27.6 36.4
準優勝 室  慎吾 室 マツ子 京都府 74 74 33.6 40.4
3 位 山口 藤男 中村 勝義 福岡市 69 69 26.4 42.6
視覚障害・弱視の部(B2・3)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 寺師 博行 福岡市 54 54 19.2 34.8
準優勝 吉田 明仁 的場 英雄 宗像市 59 59 22.5 36.5
3 位 藤野 博子 藤野 広幸 福岡市 56 56 16.8 39.2
一般健常者の部
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 久場 伸子 宮若市 48 48 13.2 34.8
準優勝 大沼 法隆 宗像市 44 44  8.4 35.6
3 位 中島 欣子 中間市 49 49 13.2 35.8
3 位 山近 正美 福岡市 49 49 13.2 35.8
※ 各部とも、上位3位までの方をご紹介しています。
10.大会により得られた成果

 当日は大雨のため、9ホールに短縮してプレーしました。悪天候にもかかわらず、参加選手全員が事故一つ無くホールアウトできました。
 今大会から会場を移し、大会名も一新しての開催でしたが、53名もの多くの一般健常プレーヤーの参加をいただき、視覚障害者と健常者が同じ舞台で共にゴルフプレーを行なうことができたことは、大会目的でもある、障害者の積極的な社会参加を促し、真の共生社会の構築を目指すということにつながったのではないかと思います。また、ブラインドゴルフへの理解が少しずつ広がり、浸透してきていることも実感できました。
 今大会にも、韓国選手団4名を迎えることができました。ゴルフプレーだけではなく、通訳ボランティアを交えて前夜祭や交流会を通じて、お互いの国の福祉事情や視覚障害者の就労状況などの情報交換もでき、一層の親睦が深まりました。ゴルフプレー時は、一般プレーヤーと親しくなり、メールアドレスの交換を行ったり、市民レベルで交流ができ、日韓の親善にいくらかでも寄与し、地域の国際化にも貢献できたと思います。
 また、ボランティア募集の効果もあり、福岡県一円からサポーターとして、多くのボランティアのご協力をいただくことができました。当日は、高校生の女子ゴルフ部員の協力も得ることができ、青少年のボランティア意識の向上にもつながったのではないかと感じています。また新聞社などの取材もあり、ブラインドゴルフの啓発と併せて、事業の成果を伝えられたと思います。

選手受付け風景 セウォル号犠牲者に黙祷を捧げる 実行委員長の開会あいさつ
閉会式、宮若市長の祝辞(代読) 全盲の部優勝、光澤 毅さん 弱視の部優勝、寺師 博行さん
雨にも負けず、風にも負けず、プレー中のひとこま
 第7回視覚障害者ゴルフ親善大会 in 九州  開催報告
掲載年月日 平成25年 6月22日

 この前の2大会が雨に降られてしまいましたので、「今年こそいい天気の中、大会を」と願っておりました。幸いスタート当初は曇り空で絶好のコンディションでしたが、すぐに晴れてきて、その下でのプレーは、今度は暑さとの戦いでもあったかもしれません。
 今回の大会は、視覚障害者および一般健常者選手、ガイドキャディ、ボランティア・サポーター、あわせて総勢150名余と、今まで以上に盛大な大会となりました。昨年の大会では進行の遅延のため、多くの方に迷惑をおかけしましたが、今年はスムーズに進めることができました。競技委員の方のご努力、そして選手・ガイドキャディの皆さんの理解のおかげでしょう。そして何より、ただひとつのトラブルもなく、プレーした選手の方々も、それを支えたサポーターの皆さんも、全員が笑顔のうちに「ホールアウト」できたことを、お互いに喜び合いたいと思います。
 みなさん、本当にありがとうございました。また来年、元気な顔でお会いしましょう。

1.大会名 第7回視覚障害者ゴルフ親善大会in九州
2.開催日時 平成25年5月19日(日)13:00〜
     5月20日(月)17:00
3.開催場所 福岡国際カントリークラブ
4.主  催 NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
5.主  管 第7回大会実行委員会
6.後  援 福岡県・宗像市・福津市・宮若市・直方市・
駐福岡大韓民国総領事館・
(社福)福岡県社会福祉協議会・
(社福)宗像市社会福祉協議会・
(社福)読売光と愛の事業団西部支部・
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会・
宮若市ゴルフ協会
7.協  力 福岡国際カントリークラブ・スコーレ若宮
(この事業は公益財団法人ヨネックススポーツ振興財団の助成を受けて実施しました)
8.参加者数 国内視覚障害選手/ガイドキャディ21組43名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 4組 7名
一般健常者選手            57名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)47名
9.クラス別成績表
視覚障害・全盲の部(B1)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 ユン サンウォン ビョン ヒテ 韓 国 68 65 133 44.4 88.6
準優勝 光澤 毅 鈴木 宏之 長野県 65 73 138 43.2 94.8
3 位 木本 敏博 木本多江子 京都府 71 74 145 49.2 95.8
視覚障害・弱視の部(B2・3)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 寺師 博行 前川 彰 福岡市 45 50 95 20.4 74.6
準優勝 カン ホヨン シン ドンホ 韓 国 47 46 93 16.8 76.2
3 位 イ ブンジェ イ ジェソン 韓 国 49 49 98 21.6 76.4
一般健常者の部
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 中隈 猛治 中間市 41 39 80 9.6 70.4
準優勝 山口 武男 宗像市 43 44 87 15.6 71.4
3 位 鶴丸達四郎 宗像市 45 57 102 28.8 73.2
※ 各部とも、上位3名の方をご紹介しています。
10.大会を終えて
第7回大会実行委員長  楠原 宏和

 「素晴らしい出会いと感動を体験しませんか」をキャッチフレーズに開催した今大会は、総勢150名を越える多くの方々のご参加をいただきました。天候にも恵まれ、選手全員が無事ホールアウトする事が出来ました。特に今回は、昨年を約20名も上回る、57名もの一般プレーヤーの皆さんに、ともにプレーしていただいたことは、特筆すべき点であると思います。コツコツと地道に大会を重ね、ブラインドゴルフの啓発に努めてきた成果が、少しづつ広がってきているように感じられました。
 また今大会は、47名の多くのボランティアの方々に、大会スタッフとして、縁の下で支え、盛り上げていただきました。毎回、私たちがプレー出来るのは、このような皆さんの力添えがあるからこそです。こうした大会では、選手だけに注目が集まりがちですが、私たちの大会は、『みんなが主役』であると思っています。
 今年もまた、大会に華を添えていただいたのは、この大会には欠かすことの出来ない友人でもある韓国のブラインドプレーヤーとガイドキャディ4組7名の皆さんです。今回参加された選手は皆さん、ゴルフが上手で、成績も殆ど上位を占めていました。
 今年も、前日から日本の各地から馳せ参じたブラインドプレーヤーとガイドキャディの方々、韓国の皆さんやボランティアの方々と共に宿泊しました。その夜は前夜祭と称して、酒を酌み交わし大いに語らい、和やかな雰囲気で親睦を深めることが出来ました。前夜祭はこの大会の恒例行事で、他の大会では見られない光景だと思います。
 こうして、事故ひとつ無く、大会を終えられたことがまず一番ですが、皆さんがお互いに、笑顔で再会を約束しながら別れられたのが、大会を主催する側としては何よりも嬉しいことです。また来年会いましょう!という声が、私たち実行委員の「糧」となります。
 最後に開催にあたり、多くの企業、団体、そして個人の皆様から、毎年のことながら心温まるご支援、ご協力をいただきました。こうしたご好意があることで、開催が可能となるのは言うまでもありません。誠にありがとうございました。
 今大会に多くの方々に参加いただいたことに奢ることなく、開催を希望される方がおられる限り、続けねばという思いを新たにしつつ、大会終了の報告と致します。

開会式を終えて、みんなそろって
選手受付け風景 宿舎から選手の到着です 実行委員長の開会あいさつ
閉会式、福津市長の祝辞 全盲の部、優勝者へ賞品授与 プレーが終わり、やっと昼食
元気いっぱい、プレー中のひとこま
 第6回視覚障害者ゴルフ親善大会 in 九州  開催報告
掲載年月日 平成24年 7月 3日

 抜けるように青い五月晴れの下・・・と書きだしたいところでしたが、今年の大会もまた雨にたたられてしまいました。こんな悪天候の中でしたが、参加された選手たちの顔は底抜けに明るく、あちらこちらで笑顔がはじけていました。また、雨を押して全力を尽くす姿は印象的でした。
 韓国および日本各地から馳せ参じた視覚障害者選手たち。いっしょにラウンドしていただいた健常者プレーヤーの皆さん。大会スタッフとして、大会をずっと支えていただいたボランティア・サポーターの方々。みんなそれぞれに、お互いの絆をしっかりと感じあえた大会となりました。
 みなさん、本当にありがとうございました。また来年、元気な顔でお会いしましょう。

1.大会名 第6回視覚障害者ゴルフ親善大会in九州
2.開催日時 平成24年5月20日(日)13:00〜
     5月21日(月)17:00
3.開催場所 福岡国際カントリークラブ
4.主  催 NPO法人 九州視覚障害ゴルファーズ協会
5.主  管 第6回大会実行委員会
6.後  援 福岡県・宗像市・福津市・宮若市・直方市・
(社福)福岡県社会福祉協議会・
(社福)宗像市社会福祉協議会・
(社福)読売光と愛の事業団西部支部・
宗像市福祉ボランティア活動連絡協議会・
宮若市ゴルフ協会
7.参加者数 国内視覚障害選手/ガイドキャディ16組32名
韓国視覚障害選手/ガイドキャディ 5組10名
一般健常者選手            35名
ボランティアサポーター(大会スタッフ)36名
8.クラス別成績表
視覚障害・全盲の部(B1)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 光澤  毅 鈴木 啓之 長野県 74 67 141 67.5 73.5
準優勝 ユ ジョンホワン キム テジョン 韓 国 64 61 125 51.3 77.0
3 位 室  慎吾 室 マツ子 京都府 79 82 161 72.0 89.0
視覚障害・弱視の部(B2・3)
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 牧  正司 木村香津代 香川県 57 57 114 37.8 76.2
準優勝 廣瀬 敬二 伏見 信二 香川県 66 65 131 54.0 77.0
3 位 清水 英吾 河原 敏彦 直方市 59 73 132 54.0 78.0
一般健常者の部
順位 氏名 ガイドキャディ 出身 OUT IN GROSS HDC NET
優勝 栗原 正典 直方市 42 44 86 16.2 69.8
準優勝 安本 啓一 直方市 42 46 88 17.6 70.4
3 位 高野  忠 福岡市 48 47 95 24.3 70.7
※ 各部とも、上位3名の方をご紹介しています。
9.大会開催により得られた成果

 当日午前中は雨に降られたましたが、参加選手全員が事故ひとつなくホールアウトできました。今大会には35名もの一般健常プレーヤーの参加をいただき、視覚障害者と健常者が同じ舞台でともにゴルフを行うことができました。このことは、大会目的でもある、『障害者の積極的な社会参加を促し、真の共生社会の構築を目指す』ということに繋がったのではないかと、あらためて確信することができました。
 今年は韓国選手団10名を迎えることができました。ゴルフプレーだけではなく、前夜祭や交流会を通じて一層の親睦を図りました。また、言語や文化の違いを超えた交流ができ、同じ視覚障害を持つ者同士として、お互いの国の福祉事情や就労状況などの情報交換もできました。大会終了後には大分県の温泉地を案内し、日本の風土もあわせて紹介できました。大会を通じて、更に友好関係が深まり、有意義な大会であったと思います。
 また、ボランティア募集の効果もあり、福岡県一円からサポーターとして、多くのボランティアのご協力をいただくことができました。障害者およびそのスポーツへの理解も広がり、同時に障害の有る無しにかかわらず、ひとつのことをやり遂げるために、ともに汗をかくことによって、お互いの信頼関係が更に深まりました。
 当日はテレビ局や新聞社などの報道機関の取材があり、ブラインドゴルフの広報とあわせて、大会の成果を伝えられたと思います。

楽しい前夜祭を終えて(スコーレ若宮)
実行委員長の開会あいさつ カート置場での開会式に
慎重にラインを読んで ナイスショットを予感させますね
 第6回大会を終えて
掲載年月日 平成24年 7月 3日
第6回大会実行委員会事務局長  大和ひろみ

 今年は絶対に降らないと思っていたのに、朝、無情の雨。仕方なく屋根のあるカート置き場での開会式と相成り、張り切っていた皆の出鼻をくじかれた。しかし、大降りはせず午後には好天となり、皆楽しく元気に18ホールを廻り今年の大会も無事に終えることができた。
 今大会の参加者は、ブラインドプレーヤー21名、一般プレーヤー35名、ボランティア53名。特に今年は韓国から5組(ガイドキャディと2人で1組)10人もの参加者があり、例年にも増して深い交流ができた。表彰式には、福岡の総領事館から領事さんを含め2人出席、祝辞をいただいた。
 第1回の大会は視覚障害者だけの競技であったが、2回目からは一般プレーヤーとの交流大会となった。視覚障害者との接点の全くなかった一般プレーヤーにとっては、どう接したら良いか判らず「怖い」とか「怪我をさせたら・・・」などの心配をしていた。しかし回を重ねるうちに、視覚障害者が「どういうことができるのか」「どういう時にどんな助けが必要なのか」というようなことを理解できるようになったことは、大変大きな収穫であり、また大会スタッフにとっても一番嬉しいことである。
 前理事長の三笘氏が体調不良でリタイア。4回目からは楠原氏にバトンタッチして第6回目となったが、正に「継続は力なり」。少しずつ少しずつではあるが、じわじわと地域に浸透しつつあり、理解と協力を得られるようになった。地元経営者や個人からは経済的な協力(プログラム広告料や賛助金)をいただいたり、一般プレーヤーやボランティアとしての参加、そして開催に際して第1回目からずっと協力、配慮をいただいている福岡国際カントリークラブなど、多くの尊いお心なくしてこの大会は成り立たない。
 経済的な面も厳しいし、実行委員も高齢化しているしで大変だ。しかし、この日の為にガイドキャディと共に練習に励み、韓国や日本各地から参加していただいたプレーヤーの笑顔。そして、早朝から参加・協力してくださる一般プレーヤーとボランティアの方々に励まされて、「今年も良い大会だったなぁ、また来年も笑顔が見たいなぁ」と、皆さんとの再開を楽しみに頑張ろうと思う実行委員会の面々であった。

 協会設立以来の活動(まとめ)
掲載年月日 平成27年12月25日

 協会設立以来の活動概要をまとめてみました。


 1999年に視覚障害者ゴルフ(ブラインドゴルフ)が九州で初めて紹介されたのを機に、2000年1月より任意団体として活動を開始した。そして2002年より毎年5月に協会主催で西日本大会を開催する。
 この間、韓国や中国の視覚障害者との交流も始まり、国際大会へ規模を拡大させようとの声が上がる。そのためには、協会組織が社会的な信頼を得て、地域社会、行政や企業などの協力が必要と考え、NPO法人格を申請することになった。2007年に法人格の認定を受ける。


 NPO法人化後の活動状況は以下のとおり。

2007年 5月 第1回視覚障害者ゴルフ国際親善大会を福岡県宗像市において開催。
国内視覚障害選手47名、韓国視覚障害選手22名、中国視覚障害選手6名、ボランティア50名、合計125名参加。
9月 第1回韓国大会に、選手5組10名派遣。
10月 第5回大阪大会に、選手2組4名派遣。
11月 第10回広島大会に、選手2組4名派遣。
2008年 5月 第2回視覚障害者ゴルフ国際親善大会を福岡県宗像市において開催。
国内視覚障害選手33名、韓国視覚障害選手5組10名、健常者選手41名、ボランティア10名、合計94名参加。
9月 第2回韓国大会に、選手2組4名派遣。
10月 第6回大阪大会、に選手2組4名派遣。
11月 第11回広島大会に、選手2組4名派遣。
2009年 1月 法人役員改選。
5月 第3回視覚障害者ゴルフ国際親善大会を福岡県宗像市において開催。
国内視覚障害選手42名、韓国視覚障害選手10名、健常者選手52名、ボランティア27名、合計131名参加。
2010年 5月 第4回視覚障害者ゴルフ国際親善大会を福岡県宗像市において開催。
国内視覚障害選手19組38名、韓国視覚障害選手3組6名、健常者選手38名、ボランティア28名、合計110名参加。
11月 第8回大阪大会に、選手3組6名派遣。
2011年 1月 法人役員改選。
5月 第5回視覚障害者ゴルフ親善大会 in 九州を福岡県宗像市において開催。
国内視覚障害選手19組38名、韓国視覚障害選手3組5名、健常者選手29名、ボランティア31名、合計103名参加。
5月 韓国大会に、1組2名派遣。
10月 第12回全国障害者スポーツ大会、ゴルフリハーサル大会(岐阜県揖斐川町)に、1組2名派遣。
2012年 5月 第6回視覚障害者ゴルフ親善大会 in 九州を福岡県宗像市において開催。
国内視覚障害選手16組32名、韓国視覚障害選手5組10名、健常者選手35名、ボランティア36名、合計113名参加。
2013年 1月 法人役員改選。
5月 第7回視覚障害者ゴルフ親善大会 in 九州を福岡県宗像市において開催。
国内視覚障害選手21組43名、韓国視覚障害選手4組7名、健常者選手57名、ボランティア47名、合計154名参加。
2014年 5月 2014年 ブラインドゴルフ親善大会 in 九州を福岡県宮若市において開催。
国内視覚障害選手21組41名、韓国視覚障害選手2組4名、健常者選手53名、ボランティア37名、合計135名参加。
2015年 1月 法人役員改選。
5月 2015年 ブラインドゴルフ親善大会 in 九州を福岡県宮若市において開催。
国内視覚障害選手21組41名、韓国視覚障害選手3組6名、インドネシア視覚障害選手1組2名、健常者選手51名、ボランティア39名、合計139名参加。
6月 VIG20周年記念 第19回全国視覚障害者ゴルフ競技会(福島)に1組2名派遣。
10月 第12回大阪視覚障害者親睦ゴルフ大会に、3組6名派遣。
2016年 1月 事業年度変更のための定款変更。
「毎年1月1日に始まり同年12月31日に終わる」を「毎年10月1日に始まり翌年9月30日に終わる」に変更する。
5月 2016年 ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第10回記念大会)を福岡県宮若市において開催。
国内視覚障害選手19組38名、韓国視覚障害選手4組8名、インドネシア視覚障害選手1組2名、香港視覚障害選手2組4名、インドネシア肢体不自由選手1名、健常者選手54名、ボランティア47名、合計154名参加。
6月 第20回全国視覚障害者ゴルフ競技会(福島)に1組2名派遣。
10月 法人役員改選。
2017年 1月 法人役員改選。
5月 2017年 ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第11回大会)を福岡県宮若市において開催。
国内視覚障害選手22組44名、韓国視覚障害選手3組6名、健常者選手53名、ボランティア40名、合計143名参加。
10月 第13回大阪視覚障害者親睦ゴルフ大会に4組8名派遣。
2018年 5月 2018年 ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第12回大会)を福岡県宮若市において開催。
国内視覚障害選手21組42名、韓国視覚障害選手2組4名、健常者選手53名、ボランティア43名、合計142名参加。
6月 第10回キム眼科杯韓国ブラインドゴルフ大会(韓国)に2組4名派遣。
7月 第24回県民ゴルフ大会に1組2名派遣。
9月 第14回大阪視覚障害者親睦ゴルフ大会に3組6名派遣。
2019年 5月 2019年 ブラインドゴルフ親善大会 in 九州(第13回大会) (2019年度スポーツフェスタ・ふくおか「県スポーツ・レクリエーション祭」)を福岡県宮若市において開催。
国内視覚障害選手20組40名、韓国視覚障害選手2組4名、健常者選手57名、ボランティア46名、合計147名参加。
7月 第25回県民ゴルフ大会に2組4名派遣。
2020年 11月 第15回記念大阪視覚障害者親睦ゴルフ大会に3組6名派遣。

九州視覚障害ゴルファーズ協会
(VIG九州)

〒823-0011 福岡県宮若市宮田75-4(楠原方)

TEL/FAX 0949-32-4185